惹かれる
気づけば、糸に惹かれていました。
手の中でやわらかく呼吸する素材。
編み目に宿る温度や、時間の手ざわり。
一本の糸が、かたちになるまでの道のりには、言葉にできない“間(ま)”の美しさがあります。
袖を通したとき、心がなぜか落ち着く。
それは、糸が人の記憶を覚えているからかもしれません。
読み解く
私たちは、ニットを「読む」ように見ています。
古い編み図や、職人の手のくせ。時代ごとに変わる糸の選び方や、リズム。そこには、その時代の暮らしや思想が静かに編み込まれています。
過去をページのようにめくりながら、いまという時代の文脈に重ねていく。
それがBIBLIOTECAの仕事です。
ゆらぐ
流行のスピードに追われて、迷うこともありました。
でも、編むという行為は、もともと時間のかかるものです。
過去をたどると、そこにあるのは「古さ」ではなく「深さ」。
深さは、ゆらぎの中でしか育たないもの。
私たちはそのゆらぎごと、ニットに込めたいと思っています。
息づく
そして、たどり着いた確信があります。
「ニットは、人の思想でできている。」
誰かの手のぬくもり、暮らしの記憶、つくる人のまなざしが、
糸の一本一本に宿っている。
それらが、いまの感性と出会うとき、ニットはもう一度、息づきます。
BIBLIOTECAは、そんな“生きたクラシック”を
今日も静かに、誠実に、編み続けています
世界のどこで生まれた人も寿命が延びる傾向にあります。
長い人生を生きる時代にはさまざまな年齢層が混ざり合う機会が増えてきます。
世代を超えて選ばれる服装は年齢による分断を後退させ、さまざまな世代が一緒に活動し、コミュニケーションを活発にする役割があります。
私たちは、奈良県葛城山のふもとで、長年、ニットセーターを中心に洋服を作ってきました。
黒子としてアパレルメーカーのOEM製品を作る立場にいたために、私たちが作る商品がお客様にとって大切な存在になっているかどうかが分かりませんでした。
この機会を通じて、最大限の努力をもって、愛着を持って着ていただける素敵な服を作りお客様と直接つながっていきたいと考えています。
代表者:瀬川 英樹




