高畑めがね工房 – NARA TEIBAN

高畑めがね工房

社員として眼鏡を販売していた頃、シンプルな眼鏡を希望する方が多いことに気づき、そのことに課題を感じていました。また、 イギリスでは、国営医療保険制度として1940年頃から 約40年間メガネを無償で国が支給していた当時、オーソドックスなデザインでありながらサイズ違いが用意 され、400以上ものバリエーションがあったそうです。そんなことを背景に自分の中で永く愛用できる眼鏡のイメージが徐々に定まり、 2011年に店を始めました。オリジナル眼鏡も手がけるようになると、お客様はほんの些細なサイズの差で好き 嫌いが分かれることに気づかされました。

奈良公園を歩いていると、昔と変わらない空気で落ち着きます。
時間から抜け出せた気さえします。自身のこれまでの仕事を通してそんなタイムレスな奈良の魅力に似合う眼鏡を作りたいと思ったのが独立のきっかけです。 2011年に奈良公園から少し歩いたところにメタルの眼鏡専門店を開きました。
流行に左右されない眼鏡はなんだろうと考え、それは余計な装飾がなく、かける人に合うサイズで作るものであること。そして何度も修理が可能なものを使うということではないかと気付きました。年齢・性別・国籍は意識せず、新しい眼鏡の選択肢をご用意したいと考えています。そしてお客様との化学反応を一緒に作り出したいと思っています。シンプルさに徹し、その人らしさが引き立つような眼鏡を目指していますが、同時にそれはユーモアに通ずるものであってほしいと願っています。
ユーモアがあると世界が丸くなります。