杉森建具店 – NARA TEIBAN

杉森建具店

木の香り、木の肌触り、木の音、木の木目の美しさ、さらにその木に様々な職人が手を加えてものをつくる。
古来より日本はそんな木の文化に包まれてきました。そのような木の文化は障子や格子戸といった建具をつくり出しました。建具には日本の風土にあうように考案され繊細で機能的な技術がつかわれます。中でも組子の技術は0.1ミリ単位の精密さでつくられています。そんな技術でつくられたものを皆様に日々の暮らしの中で使っていただきたいと考えています。

使用している木はそのほとんどが吉野の桧や杉です。吉野の桧は独特のツヤや弾力性があり細かな細工に適しており、耐久性も抜群です。さらにその中の最も良い部分を木目や色を厳選して使います。そんな木の香りやぬくもりを日常の中で感じていただきたいと思います。デザインは日本古来の伝統文様(麻の葉 胡麻柄など)をベースとして飽きの来ない、それでいて現在の生活の中で違和感のないものにしています。
昨今の住宅事情の変化などでこういった技術にふれあう機会があまり無くなりつつあります。そんな中で吉野の木でつくられたものの中にも木を感じ、職人の技を感じていただきたい、そう考えています。