Aruki-Tsudukeru – NARA TEIBAN

Aruki-Tsudukeru

昭和28年、当時奈良県の地場産業であった靴下製造の町で、受注生産の婦人服製造工場を創業しました。当時は作れば売れる質より量の時代、その後裕福になっていく日本人に合わせたデザイン・質の過渡期に順応すべく技術力を磨きましたが、待っていたのは近年のファストファッションに牽引され低価格を求める市場により、生産拠点を中国に移行するという国内工場淘汰の時代でした。国内有数の高い技術を持つ工場が簡単に廃業を余儀なくされる現実、その中で「工場として60年間培った技術力と雇用を続けてきたぬくもりある社風、これらを今いる自分たちが表現するんだ」という想いを土台にブランディングにチャレンジします。

夢をかなえる秘訣は、「好奇心」「自信」「勇気」「継続」の4つの言葉に集約されます。たくさんの情報に翻弄されずに一歩一歩、自分を進化させていく。そのようにして自分らしく生きることがテーマです。

縫製工場として60年間培ってきたクラフトマンシップを活かして、素材を厳選しシンプルなデザインを施し動きやすさを計算して、皮膚と筋肉の動きや伸びに合わせたデザインを施し、カラダが動かしやすい服づくりを目指しました。